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ガンダムSEED&DESTINY

ふと、亡くなった友人が生前DVDを借りて見ていたなーなんてことを思い出し、手にとってみたアニメ作品です。今年の夏から少しずつ見続けて、ようやく2作品とも見終わりました。
ファーストガンダム放送から数えて20年以上、それらを見て育ったガンダム世代が作った新しいガンダムで、2004年の東京国際アニメフェアでアニメーションオブザイヤーとテレビ部門の優秀作品賞のダブル受賞している作品です。

ガンダムSEEDの前半は、ファーストガンダムへのオマージュといった感じで物語が進みますが、所々、ガンダム世代の戦争観のようなものが見え隠れし、これまでのガンダムに、現代の世界情勢がプラスされたガンダム作品の印象を受けます。それはこの作品がテレビ放送(制作)されたころ、イラクへの空爆、自衛隊の海外派遣など、多くの人がきっと考えたであろう世界情勢とその問題も描かれているように思えるのです。哲学っぽいですけど、「正義とは何ぞや?」とか、「戦争と平和」を多少なりとも考えさせられます。(制作サイドの)ガンダム世代が持つ戦争の捉え方と、それらがますます顕著になって作品に表れてきた(出してきた)のが、ガンダムSEEDの続編であるガンダムSEED DESTINYといった感じでしょーか?

この2作品の監督いわく、戦争に反対すること(非戦)がテーマらしいのだけど、いかんせん、戦闘ロボットアニメなので、なかなかそこが伝わりにくいかな?テレビシリーズの枠という制限があったせいか、特にDESTINYの後半は描き切れなかった感じは受けましたが、戦争が起こる仕組み、怒り、悲惨さ、苦悩など、表したいものは、お子様でも問題なく伝わるかなと思います。

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