世界遺産落書き事件
日本のメディアと世間が大騒ぎしたイタリア・フィレンツェの大聖堂に女子短大生が記念の落書きをしたことが発覚した事件。その後、大学長と女子短大生が謝罪に訪れ、大聖堂側はそれを受け止め、修復個所に校名を入れたタグを付けたいと申し入れがあったそうです。落書きした場所に「学校名を入れたタグを付ける」という大聖堂側の発想にちょっとビックリ。せっかく消した落書き(学校名)を、わざわざまた掲示するなんて、ちょっと考えられないことだけど、いやいや、これは「特別なケース」の話なんだろうなぁ。
世界遺産に落書きした女子短大生がいたと聞いて、なんて愚かなことをしてくれたのだ!と頭を抱えた人も多かったようですが、実はその聖堂、世界各国の言語の落書きだらけだったことは、意外と知られていない(報道されていない?)ことだったりする。
実際に旅をしたことがある人ならわかっていることだと思うけど、世界遺産といえども(?)、結構「落書き」というものは多く見られるもの。女子短大生が書いたひらがなの名前と学校名とハートマークは、その中の1つに過ぎなかったのです。(だから落書きしてもいいのでは?ということが言いたいのではありません)
当初、「落書きを消しに行く」と言った学校側の申し出を聖堂側が断ったこともニュースで流れ、それを知った何も知らない人たちはまた大騒ぎ。聖堂側が申し出を一度断わった理由は、なんてことない、「落書きの消去作業が年1回必ずあるから(来なくていい)」。つまり、聖堂側は「落書きは当然あるもの」として、年中行事に組み入れられていたのです。
「落書き禁止」の注意書きはあるけれど、現実にはほとんど黙認状態。これは言い過ぎかもしれないけれど、「そういう場所」だったのでは?ならば、関係者以外がとやかく言うことではないような気がするんですけどー!
……と、ある週刊誌の記事を読んで、そんなことを思った私です。
落書きすることはイケないことだと思いますが、
それより「こんなこと(←暴言?)」で大騒ぎをする日本のメディアと人々に、
ちょっと、なんだかなぁ……と思うし、
この落書きのことを告発した日本人旅行者の、
そういう感覚のほうが、ちょっとおかしいのでは?とも思うんだけど。
今回の事件、落書きした学生と大学関係者の皆様、
本当にお気の毒で…という気持ちが強いのです>私
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