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余震が続く現場にて

昨日の早朝は、被災した某企業の研究所から重要な開発データが格納されている大型サーバーラック(コンピュータ)を載せた関西行きのトラックを見送った。
震災による建物へのダメージや、今なお続く余震によって企業活動が停止させられるリスクを考慮しての判断なのだろうなぁ。。。

車の中で1時間ほど仮眠してから、次の被災した研究所の現場へ。
震災で一部床面が割れて、その穴に片足が落ちて傾いたままの大型サーバーラックを人力で引き上げて再設置をしている最中に、強い地震に襲われて作業は長い時間中断することに。

揺れが収まったあと、外に出てみると……

被災状況その1

研究所の地面が陥没。玄関前のアスファルトが割れています。おそらく今までの余震のダメージが蓄積されて、今回こうなったのかな?と思ったり……。

被災状況その2

玄関脇の植木ブロックも接着面が破壊されて大きくズレてしまいました。

被災状況その3

裏の搬入口付近。陥没と地面の隆起でアスファルトが割れてしまいデコボコに。

気象庁発表のデータでは、最大震度5弱でしたが、研究所に設置されていた地震計では最大震度6弱(6.4)を記録しておりました。これだけ建物が揺らされたのに、研究所の内部は柱や梁にヒビが入った程度。建物がしっかり頑丈に出来ていたようで、おかげさまでケガもなく助かりました。(ご心配をおかけしました>関係者のみなさま)

徐々に戻りつつある日常の生活ですが、震災への対応はまだまだ続いています。
復旧とか復興、今までの生活を取り戻すまでの道のりは、本当に「山あり谷あり」。
まさに365歩のマーチのように“三歩進んで、二歩下がる”といった感じです。

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コメント

先日は(すいません、かなり前の話です)ありがとうございました。
地震からこちら、本当に落ち着かない日々を送ることになってしまいましたね。まだまだ余震もあるし、原発は怖いし…。
そんな中、家も仕事も、大切な方の命も失ってしまわれた被災地の皆様のご苦労は、はかり知れません。

濱祐さんも、危険な地域へいらしてのお仕事が続いていらっしゃるのですね。どうかお気をつけて。

投稿: 赤ウサギ | 2011/04/26 19:55

赤ウサギさん、こんちは!
お役に立てたかどーかはわかりませんが、
また何かありましたら遠慮なくお聞きくださいませ!

自分が住んでいる地域とか立場(?)などいろいろあって、
ポジション的に危険なところへ行かざるを得ないって感じ。
だから、これも何かの縁だと思って諦めてます>私。
とにかく、「やらないと終わらない」ですからね(笑)。

投稿: 濱祐 | 2011/04/27 00:35

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