被災地が気になります…
ゴールデンウィークの連休期間中は、被災地から離れて首都圏のデータセンターへ通っています。企業がもともとこの期間に予定していた事業所の集約や移転のほか、先の大震災によって追加された震災対策に追われる毎日です。
首都圏での作業の休憩中、同僚が携帯電話を眺めながら、しばらくしてポツリと一言。「震度3とか、また小さな地震が増えているなぁ…」と。今まで自分が復旧作業に訪れた被災地の工場や研究所、町の風景などが一瞬でフラッシュバックして頭の中に思い浮かびます。
4月19日の福島県新地町。遠くに見える緑色の建物はJR常磐線の新地駅の跨線橋。
津波によって町のほとんどは壊滅状態。駅周辺で残ったものは、線路をまたぐ跨線橋とホームだけでした。
上の写真は3月中旬に撮った新地駅のJR常磐線。車両の撤去は4月中旬(18日?)に終わったそうです。ということは、大震災発生から1ヵ月以上も手つかずで放置されていたということ。このことからも今回の東日本大震災が超広域災害であることをあらためて思い知らされます。
私が被災地の復旧作業に戻るのは、ゴールデンウィーク明けの予定。
その間も現地では作業が続けられています。私の感覚では福島県沿岸部の復旧・復興は、ほかの被災地と比べると1ヵ月くらいは遅れているので、こうして首都圏に赴いていても、気になって仕方がありません。
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コメント
濱祐さんのblogは最近
胸を痛めつつ拝見することが
多いです。
福島、というだけで
原発に無関係な土地まで
皆さんおつらい思いを
されているのですよね。
被災地にいない者として、
深く考えて調べて行動、
発言して、危なくないものは
危なくない、ときちんと
言える人でいたいです。
ご多忙な日々が続くと思います、
くれぐれもご自愛下さい。
投稿: つきのみどり | 2011/05/02 21:35
つきのみどりさん、こんちは!
お気遣いありがとうございます。
衣食住と医(医療)はなんとかケアされていますが、
育(教育と保育)と職(職場)は危ういですね。
特に国からの救済措置が今のところない「職」は深刻です。
一時解雇の期間中に、どれだけ復旧(操業再開)できるのか、
それがとても気がかりです。日本経済にも影響大ですから。
地元の被災した企業の復旧現場を見た瞬間に、
私が第一に感じたことは、「たとえ家が残ったとしても、
これでは(人が働いて)この地で生活できないじゃないか!」
という危機感でした。
福島県の場合は原発の影響もあってより深刻。
被災者の心に寄り添っていきたいですね。
投稿: 濱祐 | 2011/05/03 10:07