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2017年4月に作成された記事

ユナイテッド航空の件について(思ったことなど)

羽田空港チェックインカウンター

今年の2月、香港へ向かうために羽田空港の自動チェックイン機で手続きしようとしたら、「カウンターまでお越しください」的なメッセージが。仕方なく行列に並ぶこと約45分、チェックインカウンターで私がパスポートとEチケットを渡し、スタッフがそれを元にキーボードを叩いた直後「あっ」と相手の表情が一瞬止まりました。

その表情を見て、「あれ?私、何かやったかな?」と思った瞬間、チェックインカウンターのスタッフから申し訳なさそうに言われたことは「お急ぎのところ申し訳ありません。本日、この便は満席以上のご予約をいただきまして、もしお急ぎでなければ、次の便へ振り替えさせていただけないでしょうか?」というような、まずはお伺いの言葉でした。

* * * * *


先日、ショッキングな話題が流れたユナイテッド航空の件。世の中では、機内での警察官による強制排除行為(暴行)でユナイテッド航空が批判されている感じですけど、私はそっちよりも、ユナイテッド航空のブッキングの管理と対応に非常に大きな懸念を抱いています。

■なぜこんなことに? 米ユナイテッド航空はなぜ乗客を引きずりおろした
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170411-39562378-bbc-int

今回の場合、ユナイテッド航空が出発直前になって、社員4人を中継地まで移動させることにしたのが原因だった。この4人を乗せるため、乗客4人を降ろす必要があると判断したのだ。(BBC News 2017/4/11(火) 13:52配信)

いくつかのニュースを眺めての率直な感想は「そもそもユナイテッドのあれ、オーバーブッキングではないのでは…」でした。乗客が降ろされることになったのは完全に航空会社側の都合なんだよね。まして「出発直前」ですから。。。

はたして、乗客を飛行機へ乗せる前に対応できなかったことなのか?
引用したBBC Newsの記事中にある通り、「スタッフを移動させる必要があるなら、それは事前に把握して予約受付の時点で配慮すべきだ」は私も同感です。乗客を飛行機へ搭乗させる前にやることじゃないのかなぁ…と、コンチネンタル航空と合併する以前の昔、ユナイテッド航空を利用した旅客のひとりとしても思うわけなのです。

ユナイテッド航空(フライングU時代)

旅客にチケットを発行して、チェックインも済ませ、飛行機に搭乗して座席に着いてから旅客に「降りてください」というのは、航空会社側の不手際が過ぎる話ですね…。(同じ座席番号のチケットが何らかの原因で誤って発行された、ならまだしもなぁ…)

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西貢の水上マーケット

20年前と変わらない風景に安堵しました。
香港東部の新界(ニューテリトリー)・西貢(サイコン)にて。

西貢碼頭

2017年2月の西貢碼頭。天気のよい休日に、のんびり歩いて友人たちを待つことに。(まさか、私の方が先に到着してしまうとはw)

西貢碼頭

西貢は九龍サイドで「海鮮料理を食べに行こう!」という話になると、真っ先に名前が挙がるところです。

西貢碼頭

西貢碼頭(埠頭)の桟橋に、小さな船がたくさん停泊しておりますが……、

西貢碼頭

これらはすべて漁師さんたちの水上マーケットだったりします。新鮮な海の幸を船で漁師さんたちが直接売りにくる風景は、20年経過した今も健在でした。

西貢の水上マーケット

船の中にお手製の「生け簀」が並びます。見事な商品ディスプレイは「美しい」の一言。桟橋の上から眺めているだけで楽しいです♪

西貢の水上マーケット

「三個願望(魚、蝦、蟹):400」の文字が見えます。HK$400ですから、日本円で換算すると\6000くらい?香港は南国ですから、捕れる魚もエビもカニも大きいし、その場ですぐ捌いてもくれるので、お得かもですねー。

西貢の水上マーケット

桟橋の上から魚のうろこを取る様子を見学。慣れている人の手つきとスピードは違うな~。最後は下の写真のように網でお届け(笑)。商品を受け取ったら、そのまま網に代金を入れて支払います。

西貢の水上マーケット

20年前に西貢を訪れたときは、旺角あたりから1時間ちょっとミニバスに揺られて車酔いに苦しんだものですが(汗)、今ではMTRも延伸され、彩虹駅からミニバスで30分ほどの近さ。「ずいぶん行きやすくなったなぁ…」と、しみじみ思った休日でもありました。

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機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ

この作品は、子どものまま大人に成長するしかなかった主人公たちの「青春群像劇」とでも言い表せばよいのでしょうか。鉄血のオルフェンズは、まるで歴史で習った文明や王朝などの「勃興から滅亡」までの物語そのものでありました。

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ

「鉄血のオルフェンズ」は、国連のような治安維持組織の監視のもと、各経済圏によって分割統治された世界が舞台です。長年に渡る世界平和の中で、国連のような組織は当初の理念を失って腐敗。その余波は一般民衆に対しても差別や貧困というかたちで蔓延し、生活難から過酷な労働に就くストリートチルドレンや、人身売買される孤児たち(Orphans)を生み出し続けているところから物語が始まります。

少年兵やPMC(民間軍事会社)という、現実問題とリンクした題材を積極的に使って描いたことは、まず評価してよい点だと思います。また主人公たちは、「戦いに巻き込まれ、嫌々ながら行動する」ではなく、「巻き込まれたけど、生きるために行動する」ことが大原則。なんつーか、このガンダム作品は、「功利主義」と「実利主義」なんですよね。この2つは似ているけれど、自分の身の回りの「世界の範囲」が違うといいますか…。

物語の後半になると、「功利主義」と「実利主義」の違いが鮮明になってきます。言い換えれば「最大多数の最大幸福」を掲げる大きな枠組みの世界と、「自分たちの最大幸福」を追求する主人公たちの小さな世界の違いです。

物語の最後、主人公たちは求めてきた理想と未来を実現します。しかし、そこには主人公たちの居場所はありませんでした。同じ幸福を願いながらも、目的のためなら手段を選ばず、その上で必要な手順を踏む大人たちに滅ぼされてしまいます。世の中を変える契機とするために、主人公たちは生贄にされてしまったのです。

「おとぎ話」の∀(ターン・エー)ガンダム00(ダブルオー)は「世界の変革」を描いていたとしますと、鉄血のオルフェンズという作品は、そういった夢や理想をぶん投げた、非常に「泥臭い」戦いを描いています。

ファースト・ガンダムがアメリカのSF作家ロバート・A・ハインラインによる、宇宙戦争をテーマとしたSF小説に影響されているところは有名ですが、鉄血のオルフェンズはそれと同等、あるいはそれ以上に「宇宙の戦士」に近いかもしれません。

あの終わり方に賛否両論ある「鉄血のオルフェンズ」ですが、私自身は「大人たち」が、今を懸命に生きるだけの「子どもたち」を含めた未来を、生きて作らねばならないラストのイメージは悪くないかな、とは思いました。

ただし、悪魔(ガンダム)の首を剣で突き刺し、それを高々と掲げて勝利宣言する姿と、それに湧く「大義ある大人たち」の描写には、絵画のような美しさある象徴的な絵ではあるものの、エライ嫌悪感を抱きましたけどね。


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