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陽だまりの彼女

2021年12月、自分の数少ない映画作品の保存用として、この映画のBlu-ray版を購入しました。物語にかかわるザ・ビーチ・ボーイズの名曲「素敵じゃないか」がテーマソングとして本編を彩り、タイトルにある「陽だまり」という、あたたかい光りに溢れるイメージと映像が強く印象に残る作品です。

陽だまりの彼女Blu-ray版

さて、私がこの映画を最初に鑑賞したのは2014年2月の香港から帰国する飛行機の中でした。以下に、機内誌に書かれていたストーリーをそのまま紹介します。

陽だまりの彼女(機内誌)
新人営業マンの浩介は、取引先で幼なじみの真緒と10年ぶりに再会。中学時代はいじめられっ子だった真緒は魅力的な女性になっていた。やがてふたりは恋に落ち、浩介は結婚を意識するが、彼女は大きな秘密を抱えていた。

“女子が男子に読んでほしい恋愛小説No.1”の実写化というキャッチコピーではありますが、この作品はどちらかというと男性目線の作品かなと思います。あとから原作の小説も買って読みましたけど、やはり男性視線(浩介の視点)の作品ですね。
ただ、原作の小説と比べ、実写化された映画作品のほうは、女性側(真緒)の視点と想いが追加されています。

陽だまりの彼女

映画の中では、秘密を抱えた真緒(上野樹里)が時折に見せる表情や仕草が、男性が気づかない・なかなか気づいてくれない女心を表現しているように見えます。でも、真緒は大きな秘密を抱えてはいますけど、これを浩介にも知って欲しいとか、これを浩介に伝えたいわけではなく、真緒としては最後まで「陽だまり」のような2人の居心地のいい関係と空間を大切にしたかったのだと思うんですよね。

陽だまりの彼女

真緒(上野樹里/葵わかな)の役柄がやたらと男目線としてカワイイのはもちろんのこと、それよか、私としては主人公の浩介(松本潤/北村匠海)の役柄に対して、「あ~、そういの、わかるわ~、それ」的な、心理描写や演技・演出に、かつての男子としては非常に共感できるものがありました。

たぶん、こういう感覚とか想いって、男子独特なものじゃないですかね。思春期の心のささくれ具合といい、その想いを引っ張り続けているところとか。 むしろ私としては、真緒(上野樹里)よりも、浩介(松本潤)のほうが、よりカワイイと感じて映画を観てましたー。物語のヒロイン、実は松本潤のほうなんじゃないかと(笑)。

この映画作品における最大のファンタジーは、今どきこんなにもシンプルに、互いを愛しむカップルっていないよね、という部分なのではないでしょうか。ザ・ビーチ・ボーイズの名曲「素敵じゃないか」がかかる2人のデートシーンは映像が美しく、観ていて心があたたかくなります。もうここだけをずっとリピートで映像を流したいくらい、お気に入りですかねー。(とにかく2人が、特に松本潤がカワイイw)

 

■陽だまりの彼女
公開:2013年10月12日
2013年製作/129分/G/日本
配給:アスミック・エース、東宝
陽だまりの彼女 - 映画・映像|東宝WEB SITE
©2013「陽だまりの彼女」製作委員会

 

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