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2022年5月に作成された記事

新型コロナウイルス感染症に対しての個人的スタンスなど(2022年)

コロナ禍に入ってから3度目の春。2022年のゴールデンウィークは今年も自宅でのんびり過ごしています。先月上旬に3回目の新型コロナウイルス感染症のワクチン接種も済ませました。徐々に少しずつではありますが、私のwithコロナの準備もいろいろ進行中です。まぁ、自宅環境の部分修繕とか、他疾病予防のためのワクチン接種など、コロナ禍に乗じて、という側面は否めないものも多いのではありますが(笑)。先月中旬には春の花を楽しむために、国営ひたち海浜公園にも何度かお出かけもいたしました。

ネモフィラ(国営ひたち海浜公園)

さて、日本政府がwithコロナの方針を示し、それを実行し始めたのは、(私の理解と認識としては)国民の多くにワクチン接種が行き渡り、日本入国者の待機が原則3日間に緩和された2021年11月。その2~3ヵ月前(東京五輪の閉幕後)には行動制限の緩和が試験的・段階的に(まずは地域を限定して)実施され、withコロナでの社会経済活動の再開へ移行したように私の目には映りました。

それに呼応して、というわけではありませんが、私自身も当初から2021年8月の新型コロナウイルス感染症のワクチン接種(2回目)が終わったのち、いろいろ活動再開の準備を始めよう、再開しようと決めていましたので、たまたま日本政府の方針・実施と同じ時期に、私もwithコロナのフェーズへ移りました。

私の新型コロナウイルス感染症に対してのスタンスなどについては、今年も大きな変化は特にないかな、これまで通りでいいかなと思っています。昨年のデルタ株からオミクロン、BA.1とかBA.2、XEなどいろいろ変異株のウイルスは出てきていますけど、自身で出来る感染予防のための対策には一切の変更点はありませんので。。。

ところで現在、日本でも世界でも、マスクを外せるような議論になってきたのは、新型コロナウイルスの病原性がわかってきたことと、ワクチンの効果のためかな、と私は考えています。2021年夏に大都市圏で流行(置き換わり)したデルタ株までは、感染した場合の影響は非常に大きく、また国民のワクチン接種も途上だったため、(念のためでも)さまざまな場面でマスク着用は必要とされてきました。これについては、もうそろそろ、各々の自己判断(裁量)で自由にしてよいのでは?場面やリスクに応じて個人の選択で決めればよい段階なのでは?と私は思っています。

マスク

ただ、現在のマスクを外せるような議論(というか世論)の中で、私がちょっと危惧しているところは、マスク着用はYes/Noというような2項対立であったり、(マスクは)不自然、いつまでやるのこれ、リーダーシップで(もう外せばいいと)やって欲しいみたいな声も聞こえることですかね。これは極端な言い方で表すと、マスク不要論みたいなヤツのことを指しています。

たぶん、こういうご意見が強めの方は、社会の基準やルールとして着用している人、その圧力でマスクをしている(強制されている)という理由とか割合が多めの人なのかもしれません。言い方を変えれば、「感染予防のために」よりも、それこそ「お気持ち」でマスク着用を続けてきた人。あるいは、「新型コロナウイルスに対する感染予防」という捉え方だけの人なのかなぁ…と。

今から約半年後に、4回目となる新型コロナウイルス感染症のワクチン接種を控える身の私としては、こういう人たち(言説とか世論)はとても怖いです。特に行政府の方々には、こういったマスクを外せるような議論の内容、発信する際の言葉選びと説明には十分注意して欲しいなぁ…と切に願っております。

まぁ、私自身はずっと昔から、「マスク着用基準」が自分の中で出来上がっていて、それを今のコロナ禍にもそのまま適用させているだけなので、常時「マスク着用は禁止」とかにならない限り、私にはあまり衝撃も影響もないとは思いますけれど。(飛行機などで眠るときにマスク着用しておかないと、喉やられる時とかある人なのでw)

* * * * * *

 

これを書いている2022年の5月現在も、政府や自治体からの情報、それを元にしたTV等のニュース番組で、毎日多くの新型コロナウイルス感染者の数が報告されています。でも、今までの波と違って、重症中等症患者数は多くありません。これはあきらかにワクチン接種が進んだことによる変化でしょうね。

2022年4月27日現在 病床使用率

 

これから先はウイルスが変な方向に変異が進まないこと、Long - COVID(罹患後に長期間症状が遷延する状態)、あとは医療関連感染の課題解決が進めば、季節性インフルエンザと同等に扱ってよいとなるかもしれません。有効なワクチン、診断検査の発展、ウイルスの病原性と臨床像の解明、対症療法や治療薬の開発など複合的な要因が絡んでいることは言うまでもなく。

世界がコロナという厄災に見舞われ、手探り状態から2~3年で、ここまで前進してきたこと、その科学力は「すごい」の一言です。でもまだまだ油断はできません。新型コロナウイルス感染に限ったことではありませんが、風邪・感冒症状からの合併症(他疾患発症が併発する)が、今でも私は一番に恐れています。感染した場合は、できれば単体の感染症のうちに抑えておきたい・治しておきたいところです。

世界は新型コロナウイルスの克服に向けて進んでいることは間違いありませんが、私個人としては自身が予防接種済みであっても、まだまだ毎日の感染者数が多い状態だと脅威レベルは高いまま。「3年振り行動制限のないゴールデンウィーク」の今年の春・現在であっても、警戒を緩める状況にはありません。

私にとって今のこの状況は、新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」の、マスク、手洗い、身体的距離の確保(密回避/socialまたはphysical distancing)で、季節性インフルエンザ等感染症の脅威が激減したけれど、それに代わって(さらに厄介な)新型コロナウイルスが居座ってきた、なのですから。

つまるところ、これからも安全かつ出来るだけラクに感染対策を続け、ラクに暮らせるよう現状に適応し、出来ることをできる範囲で無理なくやって、毎日を乗り切るしかありませんねー。(コロナに限らずの話ではありますが~)

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