おそらく台湾リピーターの方々は、すでに台北MRT発行のEasy Card(悠遊卡)をお持ちだと思いますが、なぜか私は台湾で最初に入手したのは後発の高雄「i PASS(一通卡)」のほうだったりします。Easy Cardあった時代に何度か台北へ足を運んでいるにもかかわらず(苦笑)。
先日、職場で「台北のEasy Cardと高雄のiPASS、どちらを持てばいいの?」と質問されたので、今回は2015年11月の体験談として、ここにもちょっと記しておこうかなと。(上の写真は伝票メインのメモ写真。iPASSメインで撮った旅行中の写真がなくてすみませぬw)
旅行者としての結論的には、「台北MRTを多く使う予定ならEasy Card、高雄MRTを多く使う予定ならiPASS」です。MRT以外の鉄道やバスなどの公共交通機関を利用する分には、Easy CardとiPASSの利用範囲には差がなく、どちらでも不便はないのではなかろーか?
上の写真はiPASSの利用範囲を示すものですが、Easy Cardのそれと比べても、外国人旅行者的には差は感じないものだと思うんですよね。コンビニでも使えるし、先に述べた鉄道やバス、あと、渡し船でもEasy CardとiPASSの両方使えるわけだし。
ちなみに、上の写真は台湾鐡道の改札にあるカードリーダー、下はバス車内にあるカードリーダーの写真です。どちらもEasy CardとiPASSの両方が使えましたよ~。
台北のEasy Cardだけをお持ちの方が高雄へ行ったりすると、「台北MRTでは高雄のiPASSが使えるのに、なぜ高雄MRTではEasy Cardが使えないのか…」という声が、たまに聞こえたりします。ですが、私のような高雄のiPASSを先に持った者がiPASSを使って台北MRTを利用すると、正直「う~ん、いくら台北MRTで高雄のiPASSが使えるといっても、これではなぁ…」と思う場面があったりするのです。
これが台北MRTに設置されているiPASSも使えるカードリーダー。黄色の外付けの機械にiPASSをタッチして使うわけですが、これが各駅の改札出口の端っこに1台だけある状態で、通勤や通学、帰宅ラッシュなどの乗り降り客が多い時間帯には、多くのEasy Card所持者の方々もこのiPASSも使える共用改札を多く通過されるわけなのですよ。
しかも、このiPASSも使える自動改札の入口と出口、一方通行ではなく両側から通れる自動改札機だったりするわけで。 そうなると、私のような高雄から台北に来ている少数のiPASS利用者は、必ずこの改札を通らなければならないのに、むこうからやって来る圧倒的多数のEasy Card利用者の通過を延々と待たねばならず、その通過が度切れるタイミングを「見計らって」じゃないと、私は改札を通れないという…(大苦笑)。
「うーむ。これではいつまでたってもiPASSの私、改札通過できないなぁ…」と、台北MRTの各駅でそう悟りました。というわけで結局は、台北のEasy Cardと高雄のiPASSの両方を持つことに。(台湾鐡道のように改札のカードリーダ全台を両方OKにしなくても、せめて一方通行にした改札の入口と出口の1台ずつを「iPASSもOK」にしてくれるだけでよいのだけれど…)
先に旅行者としての結論的には「台北MRTを多く使う予定ならEasy Card、高雄MRTを多く使う予定ならiPASS」と言ったわけは、そういうことなのです。 まぁ、私のように(結果的に)2枚持ちしてもよいのではありますが。。。
※このことについては、このブログよりも先にちょっとだけ、ホームページの方にも同じことを書き残してたりしています。
■2015年11月 高雄と台北から日帰り小旅行の台湾8日間(旅程)
http://hamayu-motel.with-web.info/003_report/taiwan2015.html
※参照先URLを出せない情報ではありますが、台北MRTの自動改札機、これまではこの記事にあるような外付けされた専用の黄色いiPASS読み取り機にかざす必要ありましたが、今後はEasy Cardと共通の読み取り機に統合される(両方使えるリーダーになる)とのこと。現在、読み取り機部分を交換改修中。(同時に高雄MRTもEasy Cardが使える読み取り機に交換改修中♪) 次回訪台で、ひょっとしてカード1枚で済ませられるようになってるかも~?[2016/7/2追記]
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